ビジネス実務法務検定2級の試験がありました。
結果は、合格でした。
合格するとライセンスカードみたいなものも結果通知と一緒に送られてきます。
受験者数や合格率
この試験は、合格率が50%を超えるときがあれば、10%台のときもあるようです。
50%のときの試験であれば、法律の勉強をした人なら合格はそれほど難しくはないと思います。
ちなみに、管理人が受験した回は、受験者数が10,002人で、実受験者が8,017人、合格者が3,744人でした。
合格率46.7%なのでラッキーでした。
試験会場で受験生を見てみたら結構若い人が多い印象だったので、どちらかというと就職活動前の大学生が目指すといいかもしれません。
この資格は、民法の債権や労働法などが出題されるため、法学部出身の人は有利です。
試験範囲には、著作権や独占禁止法といった内容のものがあり、ビジネスという名がつくように企業で働く人向けの資格です。
ビジネス実務法務検定2級の対象基準
まず、ビジネス実務法務検定2級試験がどのような人を対象にしているかについて見ていきます。
商工会議所のホームページによれば、ビジネス実務法務検定2級試験は、弁護士などの外部専門家への相談といった一定の対応ができる人を対象としています。
管理職や総務部の人を対象にした試験といえそうです。
2級のレベル企業活動の実務経験があり、弁護士などの外部専門家への相談といった一定の対応ができるなど、質的・量的に法律実務知識を有している。
(知識レベルとしてのアッパーレベルを想定)受験対象社会人全般および学生(特に管理職(候補)の方におすすめします)
ビジネス実務法務検定2級試験のサイトから https://www.kentei.org/houmu/testinfo.html
ビジネス実務法務検定2級の出題範囲
以下、ビジネス実務法務検定2級試験のサイトから https://www.kentei.org/houmu/testinfo.html
3級の範囲および2級公式テキスト(2018年度版)の基礎知識と、それを理解した上での応用力が問われます。
- マークシート方式
- 制限時間は2時間
- 100点満点とし、70点以上をもって合格とします
- 合格者には「ビジネス法務エキスパート®」の称号が与えられます。
<2級公式テキスト(2018年度版)の目次>
- 企業取引の法務
- ビジネスに関する法律関係
- 損害賠償に関する法律関係
- 債権の管理と回収
- 債権の担保
- 緊急時の債権回収
- 債務者の倒産に対応するための処理手続
- 企業財産の管理・活用と法務
- 流動資産の運用・管理の法的側面
- 固定資産の管理と法律
- 知的財産権の管理と活用
- 企業活動に関する法規制
- 経済関連法規
- 消費者保護関連の規制
- 情報化社会にかかわる法律
- 事業関連規制
- 企業活動と地域社会・行政等とのかかわり
- 企業活動にかかわる犯罪
- 株式会社の組織と運営
- 株式会社のしくみ
- 株式会社の運営
- 企業と従業員の関係
- 労働組合と使用者との関係
- 労働者災害補償保険法(労災保険法)
- 紛争の解決方法
- 紛争の予防方法
- 民事訴訟手続
- その他の紛争の解決方法
- 国際法務(渉外法務)
- 国際取引に関する法的諸問題と対応のポイント
- 国際取引に関する個別の法的諸問題
試験時間・受験資格
ビジネス実務法務検定の試験時間は2時間です。
受験資格はなく、誰でも受験できます。
1級は、2級の合格者のみ受験できるので、1級を目指す人は2級からになります。
勉強は過去問題集を中心に
問題集は、ブックオフで300円くらいで購入したものを使いました。
受験料が6,480円もすることを考えると、参考書はちゃんとしたものを使った方がいいと思います。
実をいうと、管理人は過去問しか解いていません。
時間が無い場合でも、過去問だけは最低限解いておかないと合格は難しいです。
資格試験の勉強の進め方の基本はテキストと過去問題集の繰り返しです。
どの資格試験も、過去問を中心に進めていくのは共通しています。
基本的な勉強方法は、まずはテキストを一通り読みます。
最初は、分からなくても熟読せずにどんどん読み進めていきます。
テキストを一通り読み終わったら、問題集を解いてみます。
多分、最初は全然分からないと思いますが、分からない場合はいつまでも問題とにらめっこせず、とっとと正解と解説を読みます。
分からなかったところは、付箋でも貼っておいて、後日解くようにします。
間違えたら何度でも日を変えて解き、同じような問題が出たら正解できるようになるまで繰り返します。
過去問をやっても分からない箇所は、テキストの該当する部分を読みます。
そして、一通り過去問を説いたら、もう一度テキストを最初から読み始めます。
2回目は、1回目と違い、分からない箇所も分かるまで読みます。
そして、テキストを読み終えたら再度、過去問題集を解きます。
この繰り返しをすれば、ほとんどの試験には合格するはずです。
テキストと過去問を行ったり来たりして繰り返すのは、難関資格試験でも同じです。
管理人は、このやり方で社会保険労務士や日商簿記1級、FP1級、行政書士に受かりました。
おそらくどの資格学校の講師も、テキストと問題集を繰り返し読むことの重要性について説くはずです。