資格の取得方法には、いくつかの方法があります。
多くの資格は試験に合格すれば取得できますが、中には試験の合格以外の条件を設けているものもあります。
資格によっては、学校に通わなければいけないもの、講座の受講が必要なもの、実務経験が必要なものなど、さまざまあります。
資格の取得には費用がかかることが普通なので、事前に取得条件を確認することは大切です。
資格の取得方法はさまざま
資格を取るのには、試験に合格するのが一般的ですが、実務経験や学校を経て取得できるものもあります。
測量士補という資格は、年に一回実施される試験に合格するほかに、大学で測量に関する単位を取得したり、高等専門学校の土木科を卒業することでも取得できます。
このように同じ資格でも取得するのにいくつか方法があるものがあります。
試験を受けるのにも、実務経験を満たしたうえで初めて受験資格が得られる、といったものもあります。
反対に試験に合格した後、実務経験を積むというものもあります。
資格の希少価値としては、簡単な資格より難関資格の方が価値が高いというのが一般的な意見です。
また、その資格がないと行えない業務がある(独占業務)方が価値は高いといえます。
独占業務がある資格の中にも1日で取得できるものもありますが、こういった資格は業務を行う上で必須資格とされるものが多かったりします。
例 外務員資格、保険募集人資格、高所作業車講習、玉掛け技能講習
講習を受講することが必要な資格
資格の中には、講習を受ける必要があるものがあります。
1日講習を受ければよいものから、数か月かかるものまであります。
たとえば、高所作業車講習や玉掛け講習は短期間で取得できますが、介護職員初任者研修のように数か月かかるものもあります。
講習を受けるだけで資格がもらえるものは、難易度が高いとはいえません。
最後に修了考査が行われることがありますが、ちゃんと講習を受けていればたいていの人は合格できます。
中には、受講するのに学歴や実務経験が必要なものがあります。
そういったものは、会社で働きながら時期を見て受講すればよいでしょう。
建設現場の仕事に就いている人は、たくさんの資格を持っていたりしますが、これは危険な業務では技能講習や特別教育を受講することが法令で定められているからです。
技能講習も特別教育も、講習を受けるのは同じですが、学習する量は技能講習の方が多いです。
同じ玉掛けの資格でも、特別教育だと1トン未満の玉掛けしかできませんが、技能講習を修了すれば1トン以上の玉掛けもできます。
同じく高所作業車の資格も、特別教育だと10m未満までの高所作業車を操作できますが、10m以上の高所作業車を捜査するには技能講習の修了が必要です。
学歴が関係する資格
資格によっては、学歴が必要なものがあります。
また、高校や大学で特定の授業を選択して履修しないと取得できないものもあります。
測量士補であれば、大学で測量に関する単位を取得したり、高校の土木科を卒業すれば取得できます。
大学には建築学部や経済学部といった学部がありますが、高校にも普通科や工業科、商業科といったものがあります。
こういった学科を卒業すると資格の取得に有利になることがあります。たとえば、建築士になるのに必要な実務経験は、建築系の学校かどうかで年数が違ったりします。
また、税理士の受験資格に法律学又は経済学を1科目以上履修しているというものがあります。中には大学で62単位以上修得したものを受験資格にしている資格試験もあります。
学校の教員免許も大学の教育学部を経て目指すのが一般的です。管理人も通信制の大学に3年次編入して単位を取得しました。
多くの人は高校は3年制、大学は4年制かもしれませんが、高等専門学校といった5年制の学校や、2年制の短期大学もあります。
最も一般的なのは、試験に合格して取得できる資格
資格の取得方法として最もポピュラーなのが、試験に合格するというものです。
試験を受験するだけでも、学歴や実務経験が必要なものがあります。
試験の方法には、マークシート方式や記述式、面接形式といったものがあります。
また、学科だけでなく、実技能力を試す資格試験もあります。
基本的に難関資格であるほど、世間の評価が高くなります。
難関資格を取得して、人生が180度変わったという人は少なくありません。
専門性も高いものが多いので、挑戦してみる価値はあります。
実務経験が必要な資格
資格を取得するのに実務経験が条件というものがあります。
中には、試験に合格しても、実務経験がないと登録ができない資格もあります。
たとえば、不動産コンサルティングマスターという資格で登録するには、不動産や建築の実務経験が5年以上必要です。
試験に合格しても、実務経験がないと登録できない資格は意外とあるので、事前に取得条件を確認することは大切です。
また、多くの資格は更新が必要です。せっかく取得した資格を失効させないためには更新を忘れないことです。
まとめ
同じ資格でも、取得方法がいくつか用意されてることは意外と多いです。
試験だと合格率が低いけど、大学などの専門課程に進めば、ほぼ確実に2年で取得できる資格もあります。
どちらが自分に合っているかは、人によってそれぞれですが、適切に判断するためには取得方法を知っておくことが大切です。