住宅ローンアドバイザー資格を活かそう

「住宅ローンアドバイザー」は、住宅ローンの専門家を証明する資格です。

住宅ローンアドバイザーの資格を認定しているのは、「金融検定協会」と「住宅金融普及協会」がありますが、どちらもおなじ名称です。

どちらの資格も民間資格になります。

この資格を知らなかった人も、名刺にこの資格が記載されていれば、住宅ローンの知識がある人なんだと思ってくれるでしょう。

住宅ローンアドバイザーの資格を取得しても活かせない？

住宅ローンアドバイザーの資格は、住宅ローンについて専門的な知識を有している証です。

しかし、この資格がなければ業務が行えないということはなく、この資格がない人でも住宅ローンのアドバイスが出来ます。

資格を取得した一部の人から、足の裏の米粒といった評価を受けるように、この資格だけで食べていける人はほとんどいないでしょう。

理由としては、現状では顧客が住宅ローンの相談をする相手は不動産会社がダントツだからということと、住宅ローンの媒介（①契約の締結の勧誘、②契約の勧誘を目的とした商品説明、③契約の締結に向けた条件交渉）をするのには貸金業登録が必要だから、といったことが挙げられます。

確かにこの資格だけだと、収入を稼ぐには難しいですが、学んだことは知識として身についてるはずです。

この資格に独占業務はありませんが、この資格を活かす方法はあります。

知られてる資格なので名刺に載せられる

資格の名称が何の専門家を表してるかすぐ分かるのがこの資格のいい点です。

住宅ローンアドバイザーと聞けば、普通は住宅ローンに精通している人なんだと思うはずです。

住宅ローンの相談を日常的に受ける人なら、名刺に載せておくだけで効果が期待できます。

また、住宅ローンアドバイザーの登録をすれば、金融検定協会と住宅金融普及協会のどちらのホームページにも認定者として表示されます。

住宅金融普及協会のように、ホームページのリンクが張れたほうが登録のメリットはあります。

ユーザーがサイトを訪れる経路は多い方が絶対いいですから。

専門的な知識が身につく

住宅ローンアドバイザーを目指すことで、住宅ローンに関する専門的な知識が身につきます。

このことが資格を取る一番のメリットといえます。

確かに独占業務がある資格ではありませんが、住宅ローンの仕組みや返済額の計算が分かるようなります。

普通の人は、住宅ローンについてあまり詳しく知りませんから、複雑な仕組みを分かりやすく解説してくれる住宅ローンアドバイザーは頼りになります。

住宅ローンアドバイザーと比較される資格に、ファイナンシャルプランナーがあります。

どちらも住宅ローンの専門家ですが、住宅ローンアドバイザーが住宅ローンに特化した資格なのに比べて、ファイナンシャルプランナーはもっと広い範囲を浅く扱います。

ファイナンシャルプランナーは、お客さんのライフプランを達成するために、投資、税金、保険、年金、相続などの知識が必要なので、知らなければいけないことも多いです。

これに対して住宅ローンアドバイザーは、住宅ローンのことしか扱いません。

住宅ローンだけなら、ファイナンシャルプランナーより住宅ローンアドバイザーの方が、住宅ローンに精通していることが多いです。

活躍できる業界

住宅ローンアドバイザーというだけあって、この資格は住宅ローンに関する相談を解決するのが仕事です。

しかし、この資格単独で活躍できるかは疑問……、というか難しいです。

一番の問題は、この資格だけで住宅ローンの媒介が出来ないことです。

逆にいえば、住宅ローンの媒介が出来る環境ならこの資格で活躍できます。

現在、住宅ローンの媒介をできるのは、金融機関と不動産会社、貸金業者の代理店といったところです。

これらの業界であれば、この資格が効果を発揮できます。

おわりに

ネット上には、役に立つ資格なのに、この資格は価値がない・役立たないと放言する人がいます。

そういう人は、何かに依存しないとだめな人が多く、そういう人はどんな役立つ資格を取っても、役立てることは出来ません。

管理人の周りにもそういう人はいます。

頑張って難関資格を取り、その資格で稼ぐかと思いきや、低収入の仕事に甘んじて自分を変えようとしません。

役に立たない資格というより、役立たせることが出来ない人なので、外野は気にせず無視していいです。