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井上ひさしと141人の仲間たちの作文教室

投稿日:2020年10月20日 更新日:

以前と比べると、パソコンやスマホの普及で書くという行為は減りましたが、文章を作る機会はむしろ増えています。

鉛筆やペンがキーボードになっただけで、ブログ、ホームページ、SNS等、昔よりも文を作ることが増えたという人も多いことでしょう。

 

私自身も小学生や中学生の頃に作文の作り方について少しは教わりましたが、いまだに自信がありませんし、句読点をどこにつけるのかすら迷います。

一応、大学でレポートの書き方も習いましたが、先生が授業で毎回のように推敲、推敲するように言ってたのをみると、私だけでなく、他の生徒も基本ができてなかったのだと思います。

大学を出ていても文章作成に自信がない人は多いようで、文章教室とか作文教室が盛況なんだそうです。

 

井上ひさしの作文教室

「井上ひさしと141人の仲間たちの作文教室」は、井上ひさしが岩手で行った作文教室をもとにしています。

 

作文教室なので、最初から最後まで文章を作成するうえで基礎的なことについて触れています。

文章で一番重要なのは相手に伝わるということなので、句読点や接続詞もその点を考えて使うようにすれば大丈夫ということです。

 

作文の書き方についての講義が4分の3くらい続き、残り4分の1は実際に生徒さんが書いた28人分の作文を、作者が添削しています。

黒字が生徒さんで、赤ペンが井上ひさし先生といったように、添削した作品がそのまま載っていています。

 

この本は1時間もあれば全部読めるので、時間のない人におすすめです。

 

井上ひさしさんと言えば、「ひょっこりひょうたん島」という人形劇の原作者として知られています。ただ、30代以下の人はこの人形劇を実際に見たことがない人の方が多いと思います。

私も作品は観たことはありませんが、「ひょこりひょうたん島」の名は有名なので知っています。

直木賞も受賞されている作家さんなので、知らない人の方が少ないと思います。

 

ひょっこりひょうたん島は観たことありませんが、作者の小説はいくつか読んだことがあります。

 

私のおすすめは、2015年に公開され、評判がよかった映画「駆け込み女と駆け出し男」の原作でもある「東慶寺花だより」です。

東慶寺花便り
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鎌倉に数ある寺院の中でも、東慶寺は歴史があって人気です。幕府公認の縁切り寺という大変面白い歴史があります。また、豊臣秀吉の孫娘が入山して住職になっています。

東慶寺境内の参道
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元ネタは岩手の一関で行われた作文教室

本の内容は、岩手県の一関市で行われた作文教室をまとめたものです。

山形県の出身である井上ひさしさんは、中学時代に一関市で半年間過ごしたことから、その半年間の恩返しをかねて講座を開催したと述べています。

作文教室では、一番悩んでいることを作文にするといった宿題が初日に出ます。

 

3日にわたって開講された作文教室では、作文を書く際のポイントを口語形式で解説してるので読みやすく、サクッと読み終えることができます。

受講者から提出された作文を添削して、最終日にそれぞれ発表してもらうのですが、添削入りのままなので直すポイントが分かりやすいです。

意外と添削される前の方が良かったりする箇所もあって面白いです。

 

作文教室で基礎を振り返る

「私」「僕」といった人称代名詞は、全部削った方がよいそうです。

名文家といわれている人の文章は、決まって主語がないんだとか。

 

長い文章は読み手に伝わりにくいので、なるべく短い文を積み重ねたほうが良くなることが多いといった基本的なことにも触れています。

長い文章だと、読んでいる途中で短期記憶のキャパシティを超えてしまい、記憶に残らないといった記憶の構造的な面からの指摘もあります。

 

句読点をどこにつけるかで、文章の意味が違ってきますが、何より重要なのは意味が伝わるかどうかです。

例えば、黒い靴を履いた少女という文があったとします。

「黒い、靴を履いた少女」だと、黒い色の少女が靴を履いているとなります。

「黒い靴を、履いた少女」だと、黒い靴を履いている少女となります。

句読点の場所で意味が変わってきます。

 

これからブログを始めようと思ってる人におすすめ

この作品を読んだからといって、文章作成が上達するわけではありません。

文章作成が上達するのに一番いいのは、文章をどんどん作成することといわれてるように、ブログを始めたらどんどん更新した方が文章は上達します。

文章が出来たらそこで終わらせず、後日推敲することも上達には必要です。

ブログでも、更新と見直しをするのが、上達には何より効果的です。

 

この作品は、これから文章作成を始めるにあたって心構え的なものを学べます。

なので、これからブログを始めたい人におすすめです。

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