「職長・安全衛生責任者教育」の資格カードは、資格というよりも教育を受けたことの証みたいなものです。
建設現場には、「労働者を指揮する職長に対する教育」と「現場で混在作業をする際に安全を確保するための責任者」の選任が必要とされています。
安全衛生責任者は、職長がなることが多いことから、職長教育と安全衛生責任者教育を一緒に行っていることが多いです。
職長・安全衛生責任者教育は、東京の雑司ヶ谷で受講しました
管理人が受講した「職長教育と安全衛生責任者」の講義は、豊島区の教育センターで土曜と日曜の2日間にわたって行われました。
職長・安全衛生責任者教育というのは、受講すれば基本的に資格がもらえます。
受講した当時は、川崎の中原区という場所に住んでましたので、電車で1時間以上かかりました。
平日だと朝の通勤ラッシュが大変ですが、土日は空いていて快適でした。
受講当日は、梅雨の時期だったのでいきなり雨が降ってくることもありましたが、豊島区の教育センターは駅の構内にあるので通うのは楽でした。
職長・安全衛生責任者教育の授業中、おじさんのいびきが気になって集中できない
朝から夕方まで一日テキストを使っての授業ですので、勉強から何十年も離れているおじさんには苦痛みたいです。
しかも、つまらない安全衛生法の授業までありました。
管理人の後ろの席に座ってたおじさんは、授業中、いびきをかいて寝てました。
テキストを使っての授業は、全然頭に入りませんでしたが、なぜ労災隠しがなくならないのかといった講師の体験談を交えての話は面白かったです。
当時は、日雇い派遣が禁止されたばかりの時期だったのですが、日雇いで仕事をしている人が派遣先で派遣先企業の指示をうけたら日雇い派遣になるから、何かあるたびに会社のお伺いを立てるように言われました。
職長・安全衛生責任者教育で一番苦労したのは、昼食時の定食屋探しでした
雑司ヶ谷駅近辺で苦労したのが定食屋探しでした。周りにある定食屋は何だか敷居が高そうで、入るのに躊躇してしまいます。
目白駅や池袋駅まで行けば、お店がたくさんあるので、久しぶりに池袋駅前まで歩いてみることにしました。
ところが、池袋駅前周辺のお店に行ってみると、駅前の飲食店はどこも人でいっぱいでした。
せっかく池袋駅まで行ったのに、結局食べたのは松屋のハンバーグでした。
職長・安全衛生責任者教育2日目も、店探しをしている間に昼食時間が少なくなってしまい、結局ココイチで済ませました。
受講者の中には、お金がないから昼食は食べないという人がいてびっくりしました。
グループ分けで他の受講者と少しだけ仲良くなった
2日目は、グループ分けをして、建設現場で働く人の絵を見せられた後、どんなリスクがあるかを考えるよう言われました。
建設現場で作業している人の絵を見せられて、どこに問題点があるかという意見を出しあい、グループごとに発言しました。
一方的な講師の授業よりも、こういったやり取りの方が盛り上がります。
職長・安全衛生責任者教育を受講している人を見ると、普通の企業にはいない個性的な人が多いです。
同じグループになった人と話をしましたが、まだ若いのに歯がない人が多かった気がします。
歯がない人の中には、仕事がないとその日はご飯を食べないと言ってましたが、タバコは買ってました。
仕事がない日はご飯を食べないせいで、体はガリガリでした。
その人は、仕事の受注を携帯で行うそうなので、携帯が止められないように気を使ってるとも言ってました。
職長・安全衛生責任者教育の修了証はカード式
授業が終わったら資格がもらえると思ってましたが、資格の受け渡しは後日になるとのことでした。
写真入りのカードなので作るのに10日ほど時間がかかるみたいです。
しばらくすると、資格の修了証ができたと連絡があったので郵送してもらいました。
この修了証はどこの建設現場でも使えるそうです。
そうそう、費用は受講する団体によって異なっていて、12,000円~20,000円(税抜)が相場のようです。
管理人が受講した団体の場合は、受講費用が10000円だったので安く済みました。
ネットで検索すれば、出てくると思います。