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アロマテラピー検定で学べるアロマにはどんなものがある?

投稿日:2021年2月4日 更新日:

アロマテラピー検定を取れば、アロマテラピーの基礎知識が身につきます。

普段から目にすることの多いレモンやオレンジといった果実は気分をリフレッシュさせてくれますが、草や花などにも様々な匂いと作用をもつ植物があります。

植物からの芳香成分を抽出したものが精油(エッセンシャルオイル)といわれるもので、この精油を使って心身を癒し、健康や美容に役立てるのがアロマテラピーです。

 

アロマテラピーに関する資格はいくつか種類がありますが、アロマテラピー検定はその中の一つです。

アロマテラピーは香りの療法

アロマテラピーでは、花や果実などの芳香成分を抽出した精油(アロマエッセンシャルオイル)を使って香りを楽しみます。

精油をお風呂にたらせば、香りを楽しみながら血行促進効果を得られるアロマバスになります。

 

アロマテラピーは、ホリスティックケアに基づく療法です。ホリスティックとは全体的なとか包括的といった意味です。

身体の特定の部分の不調ではなく、不調の原因である環境やライフスタイルといった全体からケアするという考えです。

香りは鼻から取り入れられ、脳に伝わって体全体にに働きかけます。

 

 

アロマテラピー検定で学べる香りをタイプごとに紹介すると、

・フローラル系(ラベンダー、カモミール、ジャスミンなど)

・オリエンタル系(イランイラン、パチュリなど)

・シトラス系(レモン、グレープフルーツ、ベルガモットなど)

・ハーブ系(クラリセージ、スペアミント、ローズマリーなど)

・樹脂系(ミルラ、フランキンセンスなど)

・樹木系(ティーツリー、ヒノキ、ユーカリなど)

・スパイス系(ブラックペッパー、ジンジャーなど)

こんな感じです。

 

香りを嗅ぐことで心地よくなったり、さっぱりした気分になれますが、精油は医薬品ではないので、病気を治療するのとは違います。しかし、最近の研究では、香りを嗅いで認知機能が改善されたという報告もあります。

 

いろいろな効果のある香り

精油の種類は様々あり、甘く華やかなもの、さわやかなもの、フルーティなもの、すっきりした気分になれるもの等があります。

ここでは代表的な香りをいくつか紹介します。

 

イランイラン

インドネシアでは、カップルがベッドにイランイランの花びらを敷きつめる風習があるそうです。香りはエキゾチックで官能的です。

・心を落ち着かせる

・官能的

・不感症の改善

・血圧を整える

・皮脂バランスを整える

 

サンダルウッド

サンダルウッドは、白檀として日本でもお馴染みの香りです。仏具などにも使われるサンダルウッドは鎮静効果があります。

・心を落ち着かせる

・血行促進

・呼吸器系の不調を改善する

・肌の調子を整える

 

ベチバー

ベチバーは、インドやインドネシアが産地で、土を感じさせる香りが特徴的です。鎮静作用から静寂の精油ともいわれます。虫よけとしても使われてきました。

・鎮静してリラックスする

・焦っている時に冷静さを取り戻す

・筋肉の痛みを和らげる

・虫刺され予防

 

カモミールジャーマン

カモミールはギリシャ語の大地のリンゴが由来といわれます。古くから病気の治療として利用されてきました。

・心が安らぐ鎮静効果がる

・眠りに誘う効果

・更年期障害の症状を改善する

・関節や胃痛の痛みを和らげる

・肌荒れの改善

・虫刺され

 

ジャスミン

催淫効果があるジャスミンの香りは古代から媚薬として用いられ、夜の女王とも呼ばれています。

・気持ちを落ち着かせる

・躁うつを和らげる

・ホルモンバランスを整える

・生殖機能の改善

 

クラリセージ

甘く落ち着く香りで、女性ホルモンを整えてくれます。ヨーロッパでは目の病気に活用されていたそうです。

・緊張や不安を緩和し、リラックスさせてくれる

・月経不順や更年期障害の改善

・育毛促進、脱毛予防

・余分な皮脂の分泌を抑える

 

 

スペアミント

ペパーミントより刺激が少なく、さわやかな香りがリフレッシュさせてくれます。

・疲れた心をリフレッシュさせてくれる

・消化器系の不調に効果あり、便秘を症状を和らげる

・乗り物酔いなどの吐き気を抑える

 

グレープフルーツ

日本でもお馴染みのグレープフルーツは、果実らしい甘くさっぱりとした香りです。匂いを嗅いでるだけで元気にさせてくれます。

・沈んだ気分を明るくしてくれる

・リフレッシュする

・脂肪の燃焼を促進

・抗菌・消臭効果

 

ベルガモット

アロマでは人気の精油です。フローラルな甘さと柑橘系のさわやかさを持ち、他の精油とも合います。

・不眠に効果的

・緊張や不安を和らげる

・消化器系の不調改善

 

 

ブラックペッパー

ブラックペッパーは、4000年以上前から薬草として利用されてきました。古代ヨーロッパでは、金や銀と同量で取引されたといわれる大変貴重な品でした。

・スパーシーで刺激的な香りでやる気を起こさせる

・体を温めて血行を良くする

・イチョウの不調に効果あり

・打ち身の治りを促進する

 

ジンジャ―

体を温めることで知られるジンジャ―は、ピリッとスパイシーな香りです。

・心を明るくしてやる気になる

・鼻水や頭痛を和らげる

・消化器系の不調を改善

・血行を促進する

・打ち身の治りを促進する

 

ミルラ

古代エジプトでは宗教儀式に用いられ、聖書でもキリストに捧げた贈り物として登場します。

・気持ちを落ち着かせます

・殺菌・消臭効果

・呼吸器系の不調をやわらげる

・肌の老化を予防

 

ティーツリー

オーストラリアの先住民アボリジニが、葉をお茶に用いたのが由来といわれています。アボリジニは様々な病気の万能薬として使ってきたそうです。

・すっきりとした香り

・呼吸器系の痛みや炎症を抑える

・感染症を予防する

・肌の炎症を抑え、切り傷の治りを促進する

 

おわり

巣ごもりの気分転換で押し入れの掃除をしていたら、アロマセットが出てきました。

昔使ったアロマテラピー検定のテキストを片手に、少しハマってます。

 

アロマテラピーは特別な資格も必要とせず、簡単に生活に取り入れることができますが、資格を取ればさらに世界が広がります。特に美容や健康に気を使う女性におすすめです。

学んだ知識が暮らしに役立つ「アロマテラピー検定」

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