証券外務員資格は、証券会社や銀行等に属して、お客さんに株式や投資信託といった金融商品を販売、勧誘する際に必要となる資格です。
金融業界の就職に役立つだけでなく、株式分割やPER、PBRといった証券の基本的なことも学べます。
これから投資を始めようと思っている人には、役立つ基本知識が学べます。
二種証券外務員の勉強を始めたきっかけ
管理人が「二種証券外務員」の資格を受けようと思ったのは、日本FP協会が認定する「CFP」資格の更新と関係があります。
日本FP協会が認定する「CFP」と「AFP」には、2年毎にそれぞれ単位の取得が必要とされています。
※CFPで30単位、AFPで15単位が必要ですが、実際は2年を過ぎても救済措置みたいなのはあります。
CFPの単位取得で何かいい方法ないか探していたら、「証券外務員二種合格講座」というものを見つけました。この講座を受講するとCFPの単位が付与されるので、ちょうどいいと思って受講することにしました。
二種証券外務員の試験概要についてはこちら
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二種証券外務員の試験概要
二種証券外務員を取ったのは、ファイナンシャルプランナー(CFP)の資格更新がきっかけでした。 たまたま取得した証券外務員の資格でしたが、その後独立した際に役立ちました。 管理人は、社会保 …
証券外務員合格講座の料金は、1万円くらいでした。
申し込んでから数日でテキストと問題集が送られてきました。
1万円だけあって手抜きそのものの講座でしたから、動画もありませんし、一人でひたすらテキストを読むだけの講座でした。
本屋に寄った時に、市販されているテキストを手に取ってみたら、こっちの方が図が豊富で解説も分かりやすく、何だか悲しくなりました。
試験までに、テキストと問題集は2回ずつ回し(読み)ました。
計算問題は問題を解いて覚える
テキストと問題集と一緒に、試験制度のポイントみたいなものが同封されていて、それを読むと五肢選択問題がポイントと書いてありました。
○×問題は50問ありますが一問2点しかなく、五肢選択問題は20問しかないけど一問10点と、合格のカギは五̪肢選択問題の攻略にあります。
この試験のポイントは五肢選択問題のわけですが、五肢選択問題は計算問題を中心に出題されます。
計算問題は、一夜漬けで身につくものではありません。
反対に計算式は決まっており、似たような問題が繰り返し出題されるので、覚えれば確実に得点できます。
計算問題といっても、足し算や割り算といった小学生レベルのものが中心なので、計算が苦手な人でも大丈夫です。
計算問題は、パターンが決まっているので、問題を数回解けば安定して正解できるようになります。
あとは専門用語を区別して覚え、計算式を使いこなせるようにしないといけません。たとえば、管理人は最初の頃は債券投資計算が苦手で、どの計算式を使えばいいか迷い、よく間違いました。
勉強の進め方は、まずはテキストを一通り最後まで読みます。
次に問題を解くとともに、テキストも最初から読み直します。
間違えた箇所の問題は、印や付せんをつけておき、別の日に解きなおします。自信が持てるまで何度でも解きます。
あとはこの一連の流れを繰り返すだけです。
時間が無い人は、計算問題を中心にした勉強をした方がよいでしょう。
テキストを読んだだけではなかなか合格レベルに達することは難しく、問題を解けない限り合格は無理だからです。
最低でも問題集に触れる必要はあります。
試験会場は横浜にあるビル
二種証券外務員の試験会場は、2ちゃんねるでも評判の悪かった横浜の会場でした。
横浜駅の東口を出て、青木通方面に進むと見えてくるビルです。
受付で手続きを済ませた後、時計や貴重品をロッカーに入れて試験会場のパソコン室に連れていかれました。
部屋に入る前に小さなホワイトボードを渡されました。
パソコン室では、既に何人か試験を受けてましたが、IT資格、英語資格、募集人資格と受けているものがバラバラでした。
席には衝立のようなものがありましたし、受験生の資格もバラバラなので周りは気になりませんでした。
証券外務員試験では、計算問題が出るのですが、使っていいのはパソコンに付随してる電卓アプリのみです。
電卓のキーをカーソルで押さなければいけませんし、定数計算もできないので複雑な計算はホワイトボードにメモしながら行いました。
間違えた問題を解けるようになるまで繰り返したおかげで、計算問題でつまづくことはありませんでした。
一通り解答した後、最初に戻って見直ししましたが、時間がかなり残ってました。
もう一度見直しをしましたが、これ以上いても無駄だと思い、30分以上残して退出しました。
退出して受付まで行くと、受付の人からA4の紙を渡されました。
「外務員試験受験結果通知書」と書かれた紙には、「その結果、70%以上の得点であったことをお知らせします。」とありました。
最初は何のことだか分らなかったのですが、どうやら合格したようです。
合格している場合は、このように「70%以上の得点であった」と書かれています。
無事に合格したのを記念して、横浜で食事してから帰りました。
CFPの単位を申請してから数日後、無事に15単位が付与されました。