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社会保険労務士(社労士)試験の受験、合格体験記1

投稿日:2018年1月22日 更新日:

 

社会保険労務士(以下社労士)は、企業の資源「人・金・物」のうちの「」に関する国家資格といわれています。

 

企業の労働関係(労働基準・労災・雇用保険等)の手続きをしたり、労務管理の相談を受けて指導したり、年金相談を受けたりします。

社労士の扱う社会保険というのは、労災保険や雇用保険といった労働保険と健康保険や年金といった社会保険をいいます。

 

企業の労働者が10人以上になれば、会社のルールとして就業規則を作成して提出しなければなりませんが、就業規則の作成も社労士の業務です。

また、助成金の相談を受けて企業のかわりに手続きをするのも社労士です。

 

社会保険労務士試験の受験のきっかけ

社労士の勉強を始めたのは、仕事で社会保険の知識が必要でよく使っていたからです。

当時は、保険の代理店を行っていたので、老後の年金についての知識が業務で必要となったり、顧客が病気になったときの公的な給付の話をすることがありました。

ファイナンシャルプランナーに相談した場合は、ライフプランとキャッシュフロー表といったグラフを作ってもらいますが、その際に特にポイントとなるのが年金制度です。

最近では、長く生きることでお金が無くなるリスクを長生きリスクというそうですが、個人の長生きリスクを国民全体で共有したのが年金制度です。

といっても、年金制度自体が複雑なので、少し調べたくらいでは制度を理解することができません。

ファイナンシャルプランナーだけでは、手に負えないのが年金制度でした。

 

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社労士の資格には前々から興味はありましたが、社労士の勉強を始める一番のきっかけとなったのは「山川社労士予備校」の無料講座です。

講義が全て無料ということで少し聞き始めたのですが、気が付いてみたらテキスト代、過去問答練、一般常識対策、選択式対策等、全ての講座に申込んでしまい、結局10万円くらいの出費となってましたw

きんげ
ここから社労士の長い受験生生活が続きます。

 

一通り勉強してから過去問を解いてみた結果……。

社労士のテキストを一通り読み、動画も見終わったので、過去問にあたってみたのですが、問題を解いても1割も自信をもって解答できませんでした。

というよりも、テキストを読んでも難しすぎて一度読んだだけでは理解できませんでした。

難関資格ではテキストや過去問をひたすら繰り返すことが大事ですが、とある社労士資格の講師の話では社労士では10回繰り返すのが一つの目安だそうです。

 

とはいえ、いつも独学だった管理人にとっては初めての資格講座の受講だったので、送られてくる動画を見るのは楽しかったです。

当時は営業でクルマの移動が多かったのですが、移動時間に講義を再生して聞いてました。

 

また、ソニーのウォークマンが倍速や3倍速ができるという話を聞いたので、ウォークマンを購入して自宅で寝る前に1.8倍で聞いてました。

 

休日は公共機関を利用して自習室に一日こもって勉強してました。

一日でも勉強を休むと遅れを取り戻すのが大変でしたので、試験前日までは寝る前の勉強をほとんど毎日行いました。

 

他の資格学校の社会保険労務士試験全国模試を受講

社会保険労務士試験は、1年に1回しかないので、試験慣れと実力テストをかねて他の資格学校の全国模試も受けました。

 

資格の学校のほとんどが1回の模試で5,000円でしたが、「Lec(レック)」は3回で5,000円とお得だったので受けました。

1年目は、土日試験で申し込んだのですが、Lecの答練は土日はすごい混んでました。2年目からは平日試験で申し込みました。

 

lecの答練はゴールデンウィーク頃から第1回が開始します。

第1回はボーダーラインでしたが、2回目と3回目は十分合格圏内でした。

ずっと不安でしたが、3回目に上位得点者になったことから少し自信が生まれました。

 

自分の実力を知るためにも答練は受けた方がいいです。

 

社会保険労務士試験概要

 

社労士の受験生で横浜の「みなとみらい」がすごいことに

神奈川の場合は、横浜と相模原に受験会場が設けられたので、相模原の青山学院を希望しましたがみなとみらいのパシフィコ横浜が受験地になりました。

 

初めてのみなとみらい駅だったのですが、すごい長いエスカレーターがあって、ここから落ちたら大けがになるだろうな等と思いながら移動しました。

 

試験会場は、展示ホールといわれる大きなホールに何百何千人が机を並べて受験しました。

試験会場が狭いと勝手にエアコンを下げたりする人がいますが、その心配がなかったので快適でした。

 

択一式も選択式も時間内で全て解くことは出来ましたが、自信は全くありませんでした。

終わった後、会場の近くで資格の学校が解答速報を配っていたので貰って見てみましたが、自分の回答と違っていたのを知り、暗澹たる思いで帰りました。

 

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忘れたころに社労士試験の結果発表

正直、合格に自信がなかったので合格発表を気にせずに過ごしてました。

11月に合格発表があるのですが、10日ごろに届いたのは「不合格」と書いた不幸の手紙でした。

合格した場合の結果通知は大きな封筒なので、結果通知がハガキだと不合格というのがすぐに分かります。

 

不合格通知を受け取ったその日に来年に向けて社労士のテキストを本屋で購入しました。

答練の結果が合格圏内だったので、今後は独学で勉強することにしました。

しかし実際に独学でやってみると、勉強内容が面白いとはいえないので大変でした。

 

つづく

社会保険労務士(社労士)試験の受験、合格体験記2

初めて受験した社会保険労務士(以下社労士)試験では、選択式の労務管理一般常識で1点足りず不合格でした。 模擬試験の結果が良かったので、かなり自信があったのですが、実際に受けてみると見当もつかない問題ば …

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