本日は、資格試験で使う電卓選びについて話そうと思います。
ファイナンシャルプランナー(以下FP)試験、簿記試験、税理士試験、会計士試験と、電卓を使って計算問題を解いていく試験は数多くあります。
特にFP試験と会計関連試験(税理士、簿記等)では、かなりの量の問題を電卓を使用して解いていきます。
3級FPくらいなら安い電卓でも問題ないと思いますが、電卓は長く使えるので早いうちからそれなりの電卓を購入して勉強することをおすすめします。
FPや簿記の試験でも、これから2級、1級といった上級試験へ進む可能性がある場合は、それなりの電卓を購入して早いうちから慣れておくと後々楽です。
簿記の場合でも、3級の試験からそこそこいい電卓を購入しておくのがよいでしょう。
管理人の電卓は、税込みで5250円でしたが、15年経った今も現役で使ってます。
ちなみに管理人の電卓は、シャープの「EL-G35」という電卓ですが、今は売ってないようです。
ボタンの配置や大きさを比較して、EL-G37という電卓でも代用できると思い、EL-G35が壊れたときようにと1台購入しました。
電卓のタイプを大きく分けると「シャープ」系と「カシオ」系になる
電卓のタイプを分けると主に「シャープ」系と「カシオ」系に分けられます。
どちらの電卓を使用した場合も、慣れさえすれば、問題なく使いこなせるようになります。
そのかわり、後からメーカーを変えるとまた一から慣れるまでが大変なので、最初に決めたら電卓の種類は変えないようにすると覚悟を決めて選びましょう。
近所の家電量販店を見に行ってみましたが、8割の電卓はカシオ製品で占められてますので、そういった点を踏まえて購入するのもしかたないでしょうね。
管理人は、シャープの電卓を使ってますが、家電量販店ではシャープの電卓が数台しか置いてないため、通販でしか購入したことがありません。
資格の学校に行けば、シャープの電卓もカシオと同じくらい置いてあるので、資格の学校で買うのも手です。
シャープとカシオの電卓の明らかな違いは、ボタンの配置と定数計算です。
特に定数計算での操作に明らかに違いがあります。定数計算については後で触れます。
電卓はシャープ系とカシオ系とに分かれるといいましたが、管理人が高校時代に購入したキャノン製の電卓はシャープ系でした。
ちなみに定数計算の電卓処理のやり方は、キャノンとシャープでは同じでした。
シャープの電卓 EL-G35
簿記試験受験生とFP試験受験生の電卓選びのポイント
ここでは、これから電卓を購入するにあたって、あったほうがいい電卓機能について紹介します。
安いと機能がほとんどないこともありますが、2,000円以上の電卓ならほとんどの機能はついてるのではないかと思います。
電卓を選ぶ際の参考にしてもらえたら幸いです。
サイレント機能
「サイレント機能」がない電卓で公共施設や自習室で勉強していると、周りからひんしゅくをかいます。
「電卓の音がうるさい」と苦情がきて電卓の使用が禁止された図書館もあります。
サイレント機能がついてない電卓は、ガチャガチャうるさいので、できればサイレント機能付きの電卓を選ぶことを強くおすすめします。
サイレント機能があっても音は出ますが、だいぶ違います。
早打ち機能
電卓は慣れれば、誰でも早く入力出来るようになります。
素早く入力できるようになった時に必要になるのが早打ち機能です。
早打ち機能がない電卓だと入力をいちいち確認しなければいけないので、早く打てるようになっても能力を活かしきれません。
電卓に「早打ち機能」がないと電卓の表示をその都度確認することになり、面倒くさいです。
時間に限りがある試験ではこれは致命的なので、早打ち機能は必須だと思ってください。
12桁まで表示されること
簿記試験なら2級、FP試験でも1級・CFPレベルになれば、10桁表示の電卓では役不足です。
また、税理士試験では、単位が千円ではなく、円単位のことがありますから、10桁では話になりません。
簿記試験だと1,000,000(百万)が1,000千円と省略されることがありますが、税理士試験では桁が多いまま出題されることも多かったりします。
FP試験でも、1級やCFPクラスになると高額の資産について計算するので、やはり12桁は欲しいですね。
簿記やFP試験では、「12桁」ある電卓が望ましいです。
GT、M機能がある電卓
「GT」機能とM(メモリ)機能が付いている電卓がおすすめです。
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「GT」というのは、「グランドトータル」の略です。
どんな機能かというと、「=(イコール)」を押すたびに数字が加算されていくので、複雑な問題を計算するのに便利です。
例えば、「5、=、7+3、=、1-3、=」と順に入力した後、GTをおすと13が表示されます。
いいかえると、+5、+(10)、+(-2)の順に押したのと同じことです。
「M」は、「メモリ機能」のことです。
「M+」を押すたびに表示された数値が加算され、「M-」を押すたびに減算されます。
「RM」ボタンで今までの計算結果が表示されます。
「10、M+、5-2、M+、RM」の順に入力すれば、「13」が返ってきます。
「CM」ボタンを押すと、メモリした数値が消去されます。
メモリ機能は一番使う機能かもしれません。
GT機能もM機能も、どちらの機能も覚えておいて損はありません。
機能を使いこなせるようにしておけば、時間の限られた試験ではかなり有利になります。
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資格試験受験生の電卓選びのまとめ
・電卓のタイプを分けるとシャープ系とカシオ系がある。
・サイレント機能がある電卓じゃないと周りからひんしゅくを買う。
・早打ち機能がある電卓じゃないと実務でも試験でも使えない。
・桁数の表示は、12桁まで表示される電卓を推奨。
・GT(グランドトータル)機能、M(メモリ)機能がある電卓は便利。
・メーカーによる電卓の違いは、使っていれば慣れてくるので好きな方を選んでいいが、決めたらメーカーは変えない。