介護職員初任者研修という資格は、介護職に携わろうとする人が最初に取る、介護業界の登竜門的位置づけの資格です。
以前のヘルパー2級に相当するのがこの介護職員初任者研修になります。
管理人自身は、元々は介護の仕事には興味がなかったのですが、たまたま祖母が介護施設に入所することになったことと、高齢社会の日本では介護がどんなものくらいは知っておいたほうがいいかな、といった軽い気持ちで申し込んだのがこの資格になります。
介護職員初任者研修の受講生徒は女性がほとんど
介護職員初任者研修の授業は、横浜市の港南区という場所で受けました。
介護職員初任者研修は、2か月間ほどの期間にわたって 対面形式と実技形式の授業で進められていきます。
授業は2か月ごとにスタートするので、受けられなかった授業があっても、2か月後に行われる授業に参加すれば大丈夫でしたが、生徒の顔触れは当然違います。
10か月以内に全てのカリキュラムを終えれば最後に試験を受けて修了となります。
授業初日に教室に行ってみると、20人くらいの受講生の中に男性は管理人しかいませんでした。
受講生は主婦が圧倒的に多く、子育てをしながら空いた時間で働きたいという人が多かったです。
中には70歳代の人も1人か2人おり、また10代の若い子も2人くらいいました。
対面形式の授業では男一人でしたが、実技形式の授業からは管理人も含めて男性は3人になり、居心地の悪さは何とか解消されました。
対面形式の授業は、テキストのみを使う座学で行われ、学校の授業みたいでした。
実技の授業は、エプロンをつけて生徒同士で入居者役と職員役に分かれて、実際の実技を想定した授業を行います。
対面式の授業はテキストのみ持参すればいいのですが、実技の授業ではエプロンやお茶碗、ゼリーやジャージなど持参するものが多くて大変でした。
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介護職員初任者研修は、時間が取れる人なら2か月での修了も可能
3回くらい講義を受けた頃には、受講したことを後悔しました。
当時の管理人は、独立するための準備期間だったのですが、一度でも講義を欠席すると、そのたびに修了式が2か月先になるからです。
このままだと準備期間を超えて通う羽目になりそうでした。
介護職員初任者研修は、授業にちゃんと出席すれば99％の人は資格を手にすることができます。
1度や2度なら授業を欠席しても卒業できなくなることはないでしょう。
入校日ごとにカリキュラムが複数進行していくので、欠席をした場合でも決められた期間内に、他の回のカリキュラムに参加して授業を受ければ大丈夫です。
2か月の期間でも、同じ授業を受けるチャンスは他に1、2回あります。
その1回を逃してしまうと、修了の日が伸びるうえ、同じ日に入学した同級生がいなくなるので、やがて授業では知らない人ばかりになります。
一日の授業も朝から夕方まであり、一日がかりの参加ですから、資格取得のためにかなりの時間を取られます。
仕事をしていない人は最短で修了できるかもしれませんが、それ以外の人だとアルバイトの人でも2か月くらい修了が伸びてました。
一人ぼっちの介護職員初任者研修修了式
いろいろ大変でしたが、10か月の終了期限の2日前でカリキュラムを何とか終えることができました。
同じ日に入校した仲間の中にはとっくに卒業してバリバリ働いてる人もいます。
最初の頃は、みんなで一緒に卒業しようと言いあっていて、管理人にも声をかけてくれて盛り上がってました。
しかし、だんだんと授業が遅れがちになってくると、修了が伸びていくので、授業も修了式も知らない人しかいなくなります。
8か月を超えた頃になると、管理人の欠席が多かったことから、頑張っても期限内に卒業できない可能性が出てきました。
そこで校長先生がきゅうきょ、本校のある川崎の方であれば対応してくれることになったので川崎に授業を受けに行きました。
結局、修了式も管理人一人のために川崎の方で行ってもらいました。
とにかく講座費用と時間が無駄にならなかったのは大変ありがたかったです。
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介護職員初任者研修の講座によって費用に差があるのはなぜ？
ネットで介護職員初任者研修と検索すると講座費用がバラバラで差があります。
費用が2万円くらいのものがあれば、10万円くらいのものまであります。
ちなみに管理人は9万円くらいでした。
介護職員初任者研修講座の平均費用は、10万円程度が通常価格のようです。
安い講座は、就職が条件になっているので低価格になっているようです。
介護職は人手不足なので、こういった募集をして人を集めているようです。
就職先を探してるなら、安い講座を利用すれば費用も安くなって一石二鳥かもしれません。
ただ、介護職員初任者研修の資格を持っているかどうかが給料に差がつくかというと、実際はそうでもないようです。
全く差がない職場があれば、時給が20円upするような職場もあるようです。
ネットで介護職員初任者研修の求人を見てみても、最低賃金レベルの低い賃金で募集してるものも少なくありません。
ボランティアの人に手伝ってもらいつつ、なんとか運営しているグループホームなどもあります。
大変なことも多い介護業界ですが、やりがいはありますし、求人も多いです。
人の役に立ちたいという想いは尊敬に値します。