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FP試験攻略、6つの係数は理解した後、問題を解いて覚える

投稿日:2020年3月8日 更新日:

FP試験で必ず出題されるのが、6つの係数を使った計算問題です。

ファイナンシャルプランナーの実務では、ソフトを使うことが多いですが、試験の合格には使いこなせるようにしておく必要があります。

どの係数も初めて聞くものと思いますが、慣れてしまえば得点源になります。

 

実際のFP相談ではパソコンやソフトを使いますが、覚えておくと思いがけず気付きに発展することもあります。

 

6つの係数とキャッシュフロー

キャッシュフローはお金の流れをいい、一定期間の家計の収入と支出、貯蓄の流れのことです。

このキャッシュフローを時系列に表にしたものは、キャッシュフロー表と呼ばれています。

 

キャッシュフロー表は、現在の収支の状況や将来的に起こるライフイベントをもとに将来の収支の状況や貯蓄残高を表したものです。

これらの数値はFPソフトやパソコンを使って出しますが、試験ではそんなものはありません。

試験では、収支や資産残高を係数を使用して求めます。

 

FP試験では、「毎年30万円を年利3%で運用しながら積立てると10年後にいくらになるか」といった問題が出題されます。

これを1年ずつ計算するのは大変ですが、6つの係数を使うことで計算が楽になります。

年金終価係数表を見れば、年利3%で運用すると10年後は「11.464」となることが分かるので、30万円にこの11.464をかければ答えが出ます。

30万円×11.464=343.92万円

つまり元本300万円が343.92万円になるということです。

このように6つの係数を使えば複雑な計算も簡単にできます。

 

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終価係数とは

終価係数は、現在のお金から将来の元本と利息を求める際に使用します。

元本を一定期間の複利で運用した場合に、期間経過後の金額を計算できます。

 

n年経過後の金額を求める場合は、元本×(1+変動率)のn乗でも求められます。

 

終価係数表

1% 2% 3% 4% 5% 6%
1年  1.010 1.020 1.030 1.040 1.050 1.060
3年  1.030  1.061 1.093 1.125 1.158 1.191
5年  1.051 1.104 1.159 1.217 1.276 1.338
7年  1.072 1.149 1.230 1.316 1.407 1.504
10年  1.105 1.219 1.344 1.480 1.629 1.791
15年  1.161 1.346 1.558  1.801 2.079 2.397
20年  1.220 1.486 1.806 2.191 2.653 3.207

経過年数と年利の交差している数値を元本に掛けることで経過年数後の金額が求められます。ほかの表も要領は同じです。

 

1000万円を5%で15年運用した場合の計算を求める場合は「2.079」です。

1000万円×2.079=2079万円

 

 

現価係数とは

現価係数は、将来に特定の金額を得るためには、現在いくらの金額があればいいのかを表しています。

 

現価係数は、インフレによる資産の目減りを計算する際にも使います。

現価係数表を用いれば、インフレが〇%の場合の数年後の資産の目減りも計算できます。

 

現価係数表

1% 2% 3% 4% 5% 6%
1年 0.9901 0.9804 0.9709 0.9615 0.9524 0.9434
3年 0.9706 0.9423 0.9151 0.889 0.8638 0.8396
5年 0.9515 0.9057 0.8626 0.8219 0.7835 0.7473
7年 0.9327 0.8706 0.8131 0.7599 0.7107 0.6651
10年 0.9053 0.8203 0.7441 0.6756 0.6139 0.5584
15年 0.8613 0.7430 0.6419 0.5553 0.4810 0.4173
20年 0.8195 0.6730 0.5537 0.4564 0.3769 0.3118

 

15年後に1000万円にするため5%で運用したと仮定した場合、現在いくらあればよいか。

1000万円×0.4810=481万円

今、481万円が必要ということです。

 

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年金終価係数とは

年金終価係数は、複利運用しながら毎年一定の積立をした場合に、元本と利息の合計がいくらになっているかを求めるときに使います。

積立投資や老後資金作りなどの計算で使用します。

 

年金終価係数表

1% 2% 3% 4% 5% 6%
1年 1 1 1 1 1 1
3年 3.030 3.060 3.091 3.122 3.153 3.184
5年 5.101 5.204 5.309 5.416 5.526 5.637
7年 7.214 7.434 7.662 7.898 8.142  8.394
10年 10.462 10.950 11.464 12.006 12.578 13.181
15年 16.097 17.293 18.599 20.024 21.579 23.276
20年 22.019 24.297 26.870 29.778 33.066 36.786

 

毎年50万円を4%で積み立てた場合に20年後にどのような効果となるか。

50万円×29.778=1488.9万円

ちなみに元本部分は1000万円、利息は488.9万円です。

 

 

年金現価係数とは

年金現価係数は、毎年一定額を受け取るためには、最初の時にいくらあればよいのかを計算するときに使います。

受け取る期間も運用しつつ、取り崩していくことになります。

 

年金現価係数

1% 2% 3% 4% 5% 6%
1年 0.990 0.980 0.971 0.962 0.952 0.943
3年 2.941 2.884 2.829 2.775 2.723 2.673
5年 4.853 4.713 4.580 4.452 4.329 4.212
7年 6.728 6.472 6.230 6.002 5.786 5.582
10年 9.471 8.983 8.530 8.111 7.722 7.360
15年 13.865 12.849 11.938 11.118 10.380 9.712
20年 18.046 16.351 14.877 13.590 12.462 11.470

 

毎年3%の運用をしながら、毎年1000万円を10年間受け取るためには、いくらのお金があればよいのか

1000万円×8.111=811万1千円

 

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減債基金係数とは

減債基金係数は、数年後にいくら必要か分かっている場合に、毎年いくらを積み立てていけばその金額になるかを求められます。

将来に一定の金額を得るためには、毎年いくら積み立てればよいのかを計算するので、老後資金の目標も計算できます。

 

減債基金係数表

1% 2% 3% 4% 5% 6%
1年  1.000  1.000 1.000 1.000 1.000 1.000
3年 0.33002 0.32675 0.32353 0.32035 0.31721 0.31411
5年 0.19604 0.19216 0.18835 0.18463 0.18097 0.17740
7年 0.13863 0.13451 0.13051 0.12661 0.12282 0.11914
10年 0.09558 0.09133 0.08723 0.08329 0.07950 0.07587
15年 0.06212 0.05783 0.05377 0.04994 0.04634 0.04296
20年 0.04542 0.04116 0.03722 0.03358 0.03024 0.02718

 

20年後に3000万円を用意したい人が、5%で運用しながら積立てるとすれば、毎年いくら必要か。

3000万円×0.03024=90万7200円

つまり、毎年90万7200円積み立てながら5%で運用すれば、20年後には3000万円が用意できることになります。

 

 

資本回収係数とは

資本回収係数は、現在の金額を運用しながら年金として受け取るとすれば、毎年いくら受け取れるかを計算できます。

用意した老後資金を毎年いくら受け取れるかといった問題が出題された時に使います。

 

資本回収係数表

1% 2% 3% 4% 5% 6%
1年  1.0100 1.0200 1.0300 1.0400 1.0500 1.0600
3年 0.34002 0.34675 0.35353 0.36035 0.36721 0.37411
5年 0.20604 0.21216 0.21835 0.22463 0.23097 0.23740
7年 0.14863 0.15451 0.16051 0.16661 0.17282 0.17914
10年 0.10558 0.11133 0.11723 0.12329 0.12950 0.13587
15年 0.07212 0.07783 0.08377 0.08994 0.09634 0.10296
20年 0.05542 0.06116 0.06722 0.07358 0.08024 0.08718

 

3000万円を4%で運用しながら15年に渡って受け取りたいが、その場合に毎年いくら受け取れるか。

3000万円×0.08994=269万8200円

毎年269万8200円を受け取れることになります。

 

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まとめ

FP試験で出題される係数は、それぞれ、終価係数、現価係数、年金終価係数、年金現価係数、減債基金係数、資本回収係数と呼ばれ、全部で6つあります。

 

終価係数は、一定の年利で複利運用した場合について、一定期間経過後にいくらになっているのかを計算できます。

終価係数は、年利X%だとY年後はどうなっているかといった場合に使います。

 

 

現価係数は、一定の金額を将来に得るには、現在いくらの元本が必要かといった場合に使います。

〇%で運用しながら将来〇円にするためには、現在いくらのお金が必要なのかといった場合です。

 

 

年金終価係数は、毎年一定金額を積み立てると、一定期間経過後の元本と利息の合計がいくらになっているかを計算できます。

3%で運用しながら毎年30万円積み立てていくと、将来的にいくらになるのかといった場合です。

 

 

年金現価係数は、一定期間、一定金額を受け取るためには、今現在いくらの金額が必要なのかを計算できます。

60歳から65歳までの5年間に毎年50万円ずつ受け取りたい場合、今現在、いくらのお金が必要なのかが分かります。

 

 

減債基金係数は、将来に一定の金額を受け取るためには、毎年いくら積み立てていけばよいのかを求められます。

将来3000万円を用意するためには、毎年いくらずつ積み立てていけばよいのかを計算する場合などに使います。

 

 

資本回収係数は、毎年決まった額を一定の期間、取り崩していくとした場合に、毎年いくら受け取れるのかを計算する場合に使います。

たとえば、2000万円を10年間で取り崩していきながら3%で運用すると、毎年どれだけの金額を受け取ることができるかが分かります。

 

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