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10年後には食えない士業、仲介業(外務員)

投稿日:2019年11月15日 更新日:

〇〇士、といったように、資格の最後に士が付く資格は士業とかサムライ業といわれています。

特に弁護士、税理士、司法書士、行政書士、社会保険労務士、土地家屋調査士、弁理士、海事代理士は、戸籍・住民票を職務上請求できることから、「8士業」と呼ばれています。

他にも不動産鑑定士、公認会計士、宅建物取引士、建築士、マンション管理士、技術士等の扱う業務は専門性が高い仕事です。

ファイナンシャルプランニング技能士といった新しい士業もあります。

 

士業の多くは独占業務が認められていますが、独占業務の認められているのは事務手続きの部分であることが多いです。たとえば、本人の代わりに書類を作成したり、提出したりできます。

 

ところが少し前に専門家が発表した研究資料や書籍には、事務手続きや仲介業は、今後AIやロボットに仕事を奪われるということが書かれています。

 

10年後には食えなくなる士業、仲介業

5年ほど前にアメリカの研究者が発表した資料によれば、10年後に無くなる職業に事務仕事が挙げられていました。

事務仕事や不動産仲介業は、ロボットや機械にとって代わられ、事務手続きを中心にした士業(サムライ業)や仲介業は仕事を失うというのです。

 

「10年後に食える仕事 食えない仕事」という本では、グローバル化の影響によって、10年後に食える仕事と食えない仕事が明確になると指摘しています。

 

食えなくなる仕事がある半面、グローバル化があっても、独特の制度は守られる可能性があるそうです。

その中には、士業も出てました。

その理由は国の制度には、独自性があることが多く、また資格を参入障壁としているからです。

 

AIにできる仕事は任して、人間にしかできない仕事に専念すればよいと考える人もいます。

となると現在認められた独占業務はAIにできるので、士業は多くの仕事を失うことになります。

 

事務手続きがAIに奪われるというのであれば、コンサルティングに力を入れればいいという人も多いのですが、コンサルティングで稼げている専門家は実際は一部です。

また、現状の士業(不動産仲介業も)は事務手続きをメインにしているのが普通です。

 

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開業している士業に実際のところを聞いてみた

管理人は、過去に士業の一つである社会保険労務士(以下社労士)をしていましたし、不動産業や保険の代理店もしていたことがあったので、士業の人に知り合いがたくさんいます。

 

先日、開業している社労士さんとお会いする機会があったので、現在の状況と展望について聞いてみました。

 

「社労士といっても、かなりの数の人は行政協力や副業でなんとか生活しています。

AI以前にほとんどが食えてないというのが実情なので、それ以前の問題かもしれません。

 

士業は、ただでさえ他の業界より5年、10年遅れていますが、最近はクラウド型のソフト(会計ソフト・人事労務ソフト)などによって仕事が奪われつつあります。

クラウドソフトを使えば士業に手続き業務を依頼する必要はなくなります。

まだまだコンサルティングより手続き業務の方が多いから、今後は企業からの労務相談がどれだけ伸びるか次第だと思っています。

また、社労士は知名度も他の士業と比べて低いので、情報発信の有用性は高まっています。

 

幸い、労務や社会保険に興味を持っている人は多いので、今後はYouTubeやnoteなどを使って金銭につながることも考えています。」

 

この話を聞いて帰宅後、連合会に登録している士業をチェックしてみましたが、ホームページもない事務所も結構あるようです。

士業というと難しい資格に合格する優秀な人というイメージがありましたが、営業の方は苦手な人が多いみたいです。

 

メールすら使えない先生もいるという話を聞いたことがありますが、根本的なところに問題があるのかもしれません。

 

いずれにしても、いつの時代も集客が頭を悩ませます。

 

情報発信ならブログとYouTubeがおすすめ

士業に限らず、どの業務でも常に重要なのが集客に対してです。

需要がない業務を選んでしまうような、根本的なことを間違わない限り、人を集めること、注目を集めることさえできれば食べていくことはできます。

 

集客する方法には、ブログ、YouTube、SNS、キンドル、noteといったものが無料で出来るのでおすすめです。

最初のうちはアクセスも売上もないかもしれませんが、諦めず情報を発信し続けることが大切です。

 

困っている人は、検索を経てブログやホームページにたどり着くので、あまり専門性が高いとアクセスが見込めません。

本来は有用な情報でも、検索されなければアクセスはありません。

初心者が検索できるキーワードが、いかに重要か理解できるかどうかが命運を分けます。

頭では理解していても、本当の意味で気付いてない人は多いです。

 

質の高いコンテンツを発信しようと思ってコンテンツが作れないよりも、短かったり質が劣っても毎日更新したほうが集客にはつながりやすいです。

何がいいかは、挑戦しながら考え、修正していくしかりません。

 

先日、「ブログを使った集客」といった内容のセミナーを受講したのですが、その講師はもともとは行政書士として独立したそうです。

独立した頃は時間だけはあったので毎日ブログを2記事更新していたそうです。

その結果、1年後にはセミナーの講師をするまでになったそうで、現在は行政書士の業務に手が回らないほど忙しいそうです。

 

現在は、ブログは時間がかかり過ぎるといった理由でYouTubeに切り替える人も増えています。

 

集客がうまい人は、ブログやYouTubeだけでなく、全てのコンテンツを使いこなしています。

 

ブログをやる場合は、「はてなブログ」か「ワードプレス」が人気です。

はてなブログは、最初からアクセスが見込めるかもしれませんが、SNSを使うことでワードプレスでも人の目に触れられやすくなります。

当サイトでは、ワードプレスを使ったブログをおすすめしています。

 

 

キンドルやnoteであれば、有益なコンテンツを有料で販売することもできます。

noteは、登録さえすれば数分後には有料コンテンツを売り出すこともできますし、Twitterと連携すればツイートして拡散させることができます。

https://note.mu/

 

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