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営業、事務といった職種別に、転職に有利な資格を紹介!

投稿日:2019年11月27日 更新日:

管理人は、過去に社会保険労務士とキャリアカウンセラーとして、キャリア相談を受けてました。

資格の講師をしながら、講師とは別にキャリア相談の担当をしていたこともあります。

 

キャリア相談を受けていると、

「どの資格を取ったら転職できますか?」

「おすすめの資格はどれですか?」

といった資格に関する質問を多く受けます。

 

自分を磨くことは大変すばらしいことですが、資格選びを誤るとスキルアップの効果も半減してしまいます。

 

自己投資といっても、セミナーを受講したり、本を読んで教養を磨いたりと、資格の取得以外にもいろいろあります。

しかし、資格は試験結果が出るので効果が分かりやすく、第三者から見てもスキルの証明になります。

どのようなスキルアップをしようか迷ってるという人には資格の取得がおすすめです。

 

だからといって闇雲に資格の勉強をすればいいわけではなく、自分が何をしたいかを明確にして、その希望にあった資格を勉強する必要があります。

そうしないと時間と費用を無駄にしてしまうことにもなりかねませんからね。

 

自分のキャリアを見据えてそれにあった資格の勉強が第一です。

それでも「何の資格がいいか分からない」「おすすめの資格を教えてくれ」という人もいますから、そういった人に向けて、職種別におすすめな資格を紹介します。

 

営業の転職に有利な資格

どの業界に進むかによっても、どの資格が必要なのかは異なります。

不動産業界であれば「宅地建物取引士」は必須の資格ですし、金融業界であれば、「証券外務員」は必須の資格です。保険業界であれば、「保険募集人」が必須の資格です。

 

しかし、必須の資格があるのは少数であって、基本的に資格が求められる職業ではないのが営業です。

そういった点を踏まえても、あると転職に有利になる資格はありますから、いくつか紹介していきます。

 

宅地建物取引士

宅地建物取引士は、不動産取引で必須の資格です。

不動産取引の契約前に行う重要事項説明は、宅地建物取引士しか行うことが許されていません。資格手当が1万円以上つく会社もあります。

宅地建物取引士で学ぶのは、民法や不動産に関することなので、実生活でも役立ちます。

宅地建物取引士を持っていれば、頭のいいひとというイメージを持たれることもあります。

ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナーは、お客さんの人生設計の相談に乗ったり、お金に関する相談に対応する資格です。

ファイナンシャルプランナーが扱う知識は広く、保険、投資、不動産、住宅ローン、相続の相談に対応します。

最近は特に知られるようになった資格の一つで、営業先で盛り上がることもあります。

最近は、企業が自社でセミナーを実施することも増えており、ファイナンシャルプランナーで学んだ知識が役立つ場面が増えています。

中小企業診断士

中小企業診断士は、中小企業の経営に関する資格です。中小企業の課題に対し、コンサルして解決へと導くのが仕事です。

法人営業であれば、中小企業を相手にすることも多いので、中小企業診断士で学んだ知識が役立ちます。

士業の一つなので、独立も可能な資格です。

 

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事務・総務の転職に有利な資格

事務や総務は、裏方として企業を支える仕事です。

営業は資格がなくても転職できることは多いのですが、事務や総務の場合は実績や資格がないと面接すらさせてもらえないことも多いです。

 

日商簿記

日商簿記検定は、年間受験者が約70万人といわれる日本一人気の資格です。

入門資格の「日商簿記3級」から上級資格の「日商簿記1級」まであります。

転職に役立つのは「日商簿記2級」からと言われているので、最低でも日商簿記2級はほしいところです。実際の求人を見ても簿記2級以上というところがほとんどです。

将来、独立する場合も、簿記の資格は取っておくと何かと役に立ちます。

医療事務

病院で医療費の計算をしたり、保険者に診療報酬を請求するのが医療事務の仕事です。

医療事務の求人は比較的安定しているので、資格を取れば未経験でも転職できる可能性があります。

社会保険労務士

社会保険労務士は、社会保険全般の手続きをする専門家です。

社員さんの労働保険・社会保険に関する手続きはもちろんのこと、社員さんが安心して働けるような労務管理を行います。

また、社会保険関連の適用は強制的なものが多いため、職場に社会保険労務士がいることで、社会保険に対応しないことによる企業のリスクを回避することができます。

 

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IT業界の転職に有利な資格

IT業界は必ずしも資格が必要とは限らず、30歳未満であれば未経験でも採用している企業はあります。

しかし、より有利になるためにも資格はあったほうがいいでしょう。

企業にとっても一から現場で求められる知識や技術を指導するより、少しでも知識があった方が前向きに検討しやすいというものです。

基本情報技術者

基本情報技術者は、システムを設計・開発・運用するのに役立つ資格です。

プログラマーやシステムエンジニアを目指す人にとって基本的な問題が問われますが、未経験の人には難しい問題も出題されます。

入社してから取らされることも多く、IT業界でやっていくのであれば、最初に取っておいて損はありません。

CCNA

CCNAは、ネットワーク系の代表的な資格です。

未経験の人にとっては、ネットワークの現場で最低限必要な知識の証明となります。

ネットワークの技術者は常に人手不足で、資格学校の中には就職までサポートしているところもあります。

 

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建設業界の転職に有利な資格

建設業界といえば、建築士から職人までおり、職人の種類も様々なので、建設業界にはたくさんの資格が存在します。

建築士と現場仕事では、求められる資格に大きく違いがあります。

 

たとえば、クレーンで運ぶためにワイヤーを掛けるのには、「玉掛け技能」の講習が必要です。

足場を組み立てるのにも「足場の組み立て等作業主任者」という講習の受講が必要です。

高所作業車や玉掛け技能、足場の組み立て等作業主任者、職長教育といった資格は、講義を受講すれば原則取得できます。現場作業員には必須の資格といえます。

 

建築士は、建物の設計をする専門家です。

お客さんと打ち合わせをしたり、現場向きの資格ではありませんが、状況を確認しに現場に行くこともあります。

 

現場を管理する人には、様々な施工管理技士があります。

 

 

転職に有利な資格の総合ランキング

税理士や公認会計士、弁護士のような難関資格であれば、転職にも有利に働きますが、これらの資格は誰でもが取得できるわけではなく、目指しても多くの人が取得を断念しています。

なので、こういった難関資格については、別の機会に譲ることにして、今回は誰にでも目指せる資格を中心にピックアップしています。

 

転職に有利な資格ランキング

1位 日商簿記2級

2位 ファイナンシャルプランナー

3位 宅地建物取引士

4位 TOEIC 750点以上

5位 社会保険労務士

ここであげている資格は、あくまでも誰にでも取得が可能なものです。

職種はもっと細かく分けられますので、実際はケースバイケースです。

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