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ファイナンシャルプランナー資格を取ったらSG(スタディグループ)に参加しよう

投稿日:2019年5月14日 更新日:

AFP、CFPといったFP協会の会員は、継続教育が義務付けられています。

継続教育では、2年の間に指定された単位を取得する必要がありますが、単位の取得にはいろいろな方法あります。

FPジャーナルの継続教育、ネットの継続教育などを利用して簡潔に単位を取得するのもいいですが、管理人がおすすめしたいのはSG(スタディグループ)への参加です。

 

SGに参加しているのは、ほとんどの人がFP協会の会員なので、FPと関係がある仕事をしている人が多いです。

税理士や社会保険労務士といった士業から、保険の外交員や元ファンドマネージャーといった金融会社の社員までいます。

講義もFPのベテランを招くことが多いので、実務的な講義を聞けたり、名刺交換をすれば人脈の幅を広げることもできます。

 

管理人が今回参加したSGのテーマは、元ファンドマネージャーを講師に招いて、老後資金作りについてというものでした。

FP協会の会員になると更新が必要、継続教育にはどんなものがある?

FPの資格には、1級から3級まである国家資格者の「FP技能士」と、日本FP協会の会員に付与される「AFP」「CFP」とがあるのですが、日本FP協会の資格の方は2年ごとに単位の取得が必要です。

FP協会の場合は自主的に単位の取得をしなければなりません。

 

AFPは2級FP技能士と同レベルの難易度で、CFPはAFPの上位資格にあたり、1級FP技能士と同レベルともいわれています。

AFPとCFPには、2年ごとに必要とされる単位があって、AFPは15単位、CFPは30単位が必要です。

ちなみに、今回のSG(2時間)に参加した場合は2単位が付与されます。

 

単位の取得方法は様々で、勉強会以外だとネットで募集している講座を受講(3単位~30単位までいろいろ)したり、FP協会が発行しているFPジャーナルの問題を解くこと(3単位)でも単位が取得できます。

FP協会の単位認定講座をネットで検索すると出てきますが、内容は簡単なものが多く、役に立たないものも多いです。

むしろSGの方が実際のプロの声が聞けて役に立つことが多いです。

 

SG以外でも継続教育は行われていますが、継続研修の場合は受講料が数千円以上かかるのが一般的です。

人気講師だと数万円かかるケースもあります。

 

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今回のテーマは老後に向けた「元ファンドマネージャーの資産作り」

所属しているファイナンシャルプランナー(FP)の勉強会のテーマが「ファンドマネージャーの資産運用」だったので参加しました。

 

テレビや雑誌で年金だけでは老後の生活が成り立たないということが知られるようになってからは、資産運用はFPの勉強会でも人気のテーマです。

また、最近は、積み立てNISA(ニーサ)」や「iDeCo(イデコ)の導入でFPの中でも最も熱い分野の一つです。

 

今回は実際に大手証券会社でファンドマネージャーをしていた人が講師でした。

独立系ファイナンシャルプランナーにとっても、iDeCoは注目の分野ですあり、企業年金とも関係あります。

DCプランナーという企業年金向けの資格を取って、企業から年金の相談を受けるファイナンシャルプランナーもいます。

 

年金の専門家といえば社労士ですが、講師の人もiDeCoのセミナーを社労士から依頼されることもあると言ってました。

idecoは、自己責任で運用しなければいけないので、必ずしも社労士が得意とはしていません。

むしろファイナンシャルプランナーの方が得意としている人が多いです。

 

公的年金だけでは老後の生活は立ち行かない

生命保険文化センターが発表しているデータによると、ゆとりある生活を送るためには毎月約35万円が必要といわれています。

毎月35万円となると年間420万円が必要ということです。

 

公的年金の平均額は夫婦で260万円といわれているので、毎年約160万円、月に換算すると13.3万円が不足する計算です。

つまり公的年金とは別に毎月13.3万円をねん出できるだけの老後資金が必要ということになります。

 

ちなみに、平均的な生活をしている高齢者夫婦世帯でも、毎月6~7万円が不足しているといわれています。

不足している6~7万円については、不労所得や預貯金等からの取り崩しです。

ただし、これはあくまでも平均なので、老後資金が不足している人はもっと質素な生活をしたり、生活水準を下げて対処するのが一般的です。

無意識のうちに生活水準を下げている人も多いです。

 

公的年金だけでは老後生活が難しいことから、政府も公的年金で不足部分を補うための政策を実施しています。

それが積立NISAやiDeCoです。

 

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積立NISAもiDeCoも運用知識が必要

積立NISAは、年間40万円まで運用益が非課税になる制度で、商品は購入手数料がかからず、信託報酬も低めのものから選択できます。

iDeCoは、掛け金拠出時、運用時、掛け金の受取時で税制が優遇される制度です。

 

ただ、積立NISAもiDeCoも運用するのは加入者自身になりますので、投資や運用の知識が必要です。

iDeCoは、税制優遇の面で非常に優れているのですが、自分で運用しなければいけませんから、加入者の半数は預貯金での運用状態ともいわれています。

これだと政府が想定していた状態とは程遠いです。

 

 

投資信託では、リスクコントロール型が今の主流だそうで、リスクコントロール型だったらリスクのぶれ(価格変動)も3%以内を想定することができるそうです。

そのため、投資初心者にもお勧めできるのではないかとのことでした。

講師の人は、マイナス金利の現状では日本国債の部分は必ず損するとも言ってました。

 

やはり、投資の基本は「長期・積立・分散」とのことです。

預貯金だったらどんどん目減りしていく可能性がありますが、基本に忠実に投資すればインフレ分くらいはカバーできます。

 

セミナーでは、いかに証券会社が投資家の資産を搾取しているかという話も聞けました。

ラップ口座のようなダメ商品の残高が急激に伸びているのを見れば明らかです。

個人投資家に有利な商品は一切CMをせず、個人投資家の資産をむさぼり続けられる商品をガンガンCMしているというのが実態のようです。

 

SGの講義終了後は

講義終了後は、名刺交換をして人脈を広げておきます。

ちなみにFP協会の会員以外でもSGに参加することは可能です。

 

SGの会員は、年会費として費用を最初に出してるので、参加するたびに費用は掛かりませんが、一般の人は参加費がかかります。

SGにも色々なタイプのものがあるので、自分が興味のある分野に特化したものを選ぶといいかもしれません。

 

 

 

AFPの資格試験の合格を目指すときにおすすめの講座



 

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