日本には、多種多様の資格があります。
国家資格に民間資格、人気の資格から聞いたこともないような資格まで実に様々です。
国家資格だけでも200を優に超えるそうです。
民間レベルの資格も合わせると相当の数の資格があるようです。
資格の中には、社内資格とか一定の団体内だけに通用する資格があるので、2000、3000種類以上あってもおかしくないとか。
簡単な試験は取得してもメリットが少ない
資格には、試験に合格したら研修を受けないと登録できないものや、会員にならないと登録できないものなどもあります。
仕事につながる資格がある一方で、実施団体が会員からお金を取るためだけに実施されているような試験および資格もあります。
最初から講習のみで取得できるものや、ほとんどの受験者が合格できるものまでありますが、あまり簡単な試験だと正直いって取得するメリットがありません。
ほとんどの人がろくに勉強せずに受かるような資格では、希少価値がありませんし、合格しても知識として身についていないはずです。
それなりに難易度の高い資格でなければ、合格したり、勉強したりすることで得られるメリットもないといってよいでしょう。
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実務的な資格では不合格でも知識が役立つことも
実務的な資格試験では、例え不合格だったとしても、知識が役に立つことがあります。
例えば、ファイナンシャルプランナーという試験では、年金制度や健康保険について勉強します。
2級でも年金制度や健康保険について学習しますが、特に1級の試験になると年金の専門家といわれる社会保険労務士試験よりも多くの年金計算問題が出題されます。
1級の試験勉強を一通りしていれば、どの程度年金が受け取れるかや、高額療養費制度で治療費がいくらで済むかなどが分かるようになります。
社会保険制度では、原則として申請主義なので、自分が受けられる制度があっても、その制度を知らなければ利用できません。
知ってるか知らないかが、何百万円の差を生むことになるので、たとえ不合格だったとしても勉強したことは無駄になりません。
関係ない場面で知識が役に立つことがある
簿記の勉強をしているときに知り合った、常に資格の勉強をしている資格マニアがいます。
その人が過去に合格した有名な資格には、行政書士、ファイナンシャルプランニング技能士(ファイナンシャルプランナー)、宅地建物取引士、ITストラテジスト、簿記などがあります。
その他には、アロマテラピー2級を持っています。
アロマテラピーの資格は、安田大サーカスのクロちゃんが、持っている資格としても有名ですね。
クロちゃんの場合は、キャバクラの女の子を興奮させるために資格で得た知識を悪用してしまい、キャバクラを出入禁止になってしまいましたが。
資格マニアの知り合いと一緒に、簿記1級の試験を受験したことがあるのですが、試験前に精製したアロマを使って気分を落ち着かせていました。
また、いろいろな資格を持っているので、周りからは物知りという評価を受けているようです。
管理人も、営業先で社会保険のアドバイスをして感謝されたことがあり、思わぬところで仕事につながったことがあります。
交流が発生することがある
名刺に取得した資格が記載されていると、会話のきっかけになることがあります。
名刺に記載してあった資格がきっかけで、会話が盛り上がることはよくあります。
また、資格によっては、資格取得者を対象にした交流会を行っているものがあるので、交流会を通して新しい人と交流が発生することもあります。
資格がなければ交流会に参加できませんから、資格取得が原因で交流が発生するといえます。
士業といわれる資格の場合は、登録すると支部に所属することになりますが、支部会で交流会を企画することがあるので、交流が生まれます。
ファイナンシャルプランナーも、他の人と交流が発生しやすい資格です。
SGといわれる勉強会のグループは、年に数回勉強会を実施してますが、その時に名刺交換した人とは今でもつながりがあります。
難易度の高い試験に合格すると自分に自信がもてる
難易度の資格試験に合格するには、半年以上、何百時間も勉強が必要です。
資格の登竜門といわれる宅地建物取引士や行政書士の試験は、登竜門といわれる割に難易度は高く、合格のためには半年以上は勉強が必要です。
宅地建物取引士も行政書士も、合格率は10%代なので簡単に受かる試験ではありません。
毎日勉強していると、何度も同じ個所で間違えたり、なんて自分は物覚えが悪いのかと、自己嫌悪に陥ることもありますが、苦労して合格した時の達成感は何事にも代えがたいものがあります。
難易度の高い試験ほど達成感は大きいでしょう。
管理人の同級生には、10年以上かかって司法書士になった人がいますが、合格したときは泣いて喜んだそうです。
資格試験の合格によって得られた自信は、普段の仕事にも影響します。
やれば出来るという自信は、顔つきになって現れたり、会話に現れます。
初対面なのに評価されることがある
資格試験の取得のためには、人が遊んでいる時にも勉強をしなければならないこともあります。
資格に合格したことは、努力できる人という評価につながります。
難易度が高い試験になると、何か月も勉強しなければならなかったり、壁にぶつかることがしばしばあります。
資格の学校では、合格するまでに必要な時間を教えてくれますが、実際に勉強した人の多くは、資格の学校で必要とされる勉強時間の何倍も勉強しています。
合格率の低い試験では、ちょっとしたミスをしてしまうと、また1年勉強しなければならなくなります。
資格の取得は、運も含めて相当の努力をした証として評価されるわけです。
今回のまとめ
・簡単な試験ではメリットが少ないので、ある程度難易度の高い試験を勉強するのがよい。
・たとえ試験が不合格であっても、資格試験で勉強したことは無駄にはならない。
・資格がきっかけで交流が発生することがある、登録することで交流会への参加権が得られる。
・難易度の高い試験に合格することは、自分に対する自信につながる。
・初対面の人からも評価される。