生命保険会社が販売している各種の生命保険商品は、生命保険募集人として登録していないと扱うことができません。
ファイナンシャルプランナーは、お客さんからライフプランの相談を受けるので、保険の相談を受けることもあります。
保険を扱えるようにしておけば、保険販売の手数料収入も受け取れるようになるので一石二鳥です。
ただし、生命保険に対して拒絶反応を持つ人も多いことに注意が必要です。
ファイナンシャルプランニングはアメリカの保険募集人から始まった
ファイナンシャルプランナーが行うファイナンシャルプランニングというのは、もともとはアメリカの保険外交員がサービスとして始めたのがきっかけといわれています。
ライフプラン(人生設計)のお金の計画がファイナンシャルプランニングといわれるものになります。
ライフプランを事前に立てておけば、将来どれくらいのお金が必要であるかが分かったり、今何か大事があったときにどれくらいの保障が必要かが、一覧表によって一目で分かります。
ファイナンシャルプランナーの相談では、お客さんの情報をもとにライフプランやファイナンシャルプランニングといった計画を立てます。
その際に保険販売ができれば、扱っている商品を紹介することもできるので、独立系ファイナンシャルプランナーの多くが保険募集人登録をしているといわれています。
保険募集人試験は、保険会社を通して申し込むので、誰でも受験できるわけではない
生命保険募集人の資格は、生命保険会社を通して申し込みます。
テキストも所属する生命保険会社からだいたいもらえます。
管理人のときの生命保険募集人は、会社が用意したパソコンのWeb講義を使って勉強を進めました。
Web講義を一通り終えて、Web上の試験で基準点以上なら試験会場でを受けることができました。
生命保険募集人の資格制度は、一般課程から専門課程、応用課程というようにだんだん上位課程に進むのが一般的です。
そして最初に受けるのが一般課程になります。
一般課程の試験は、基本的なことしか出題されません。
一般課程の試験は、70点以上が合格ですが、落ちる人はほとんどいないといわれます。
真偽のほどは定かではありませんが、落ちたらクビという話を聞いたこともあります。
生命保険募集人の試験は、毎月1度の頻度で行われているので、ダメだったら翌月再び受験することになります。
管理人の生命保険募集人試験の勉強方法
生命保険募集人試験のの過去問は本屋さんに売ってないので、管理人は保険会社からもらったテキストを1回読みました。
一応、章末ごとに確認テストがありましたが、正直これだけだと不安でした。
落とす試験ではないとはいえ結果が出るまでは不安です。
試験当日までネットで生命保険募集人の受験体験を見てましたが、やはり落ちる人はほとんどいないみたいです。
試験前日までにテキストを2回読みましたが、それ以外の勉強はほとんどしてませんでした。
生命保険募集人試験会場は横浜
生命保険募集人試験の試験会場は、有名な山下公園の近くにあるビルでした。
当時は、会場まで自転車で行ける距離に住んでいたので、自転車で行ったのですが駐輪場が見当たらず困りました。
試験会場に入ってみると、受験者の9割が女性で、年齢層は40代から50代が多い印象でした。
男性は管理人を含めても4名しかいませんでした。
保険の販売というと昔は主婦が空いた時間を利用してやってるイメージでしたが、会場に来ている男性の少なさを見る限り今も昔も変わらないのかもしれません。
生命保険募集人試験では、どんな問題が出題されるか
生命保険募集人試験の多くが〇×問題です。
しかも問題の言い回しが素直で分かりやすい印象を受けました。
生命保険募集人試験を受験した当時、既にFP試験に合格していたので、契約者・被保険者・受取人の立場によって課税される税金が違うといった知識も役立ちました。
FPの2級程度の知識がある人だったら簡単な試験だと思います。
全ての問題に回答し終わったときには、合格してる自信が出てました。
試験が終わった後は、横浜の関内から日ノ出町近くにある中央図書館に行きました。
本当は野毛山動物園に行くつもりでしたが、閉園10分前ということで受付の人に追い返されました。
しかたがないので野毛山の展望台に行って一人たたずんでから、コンビニでビールを買って帰りました。
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生命保険募集人試験の一般課程の合格発表
生命保険募集人の試験結果は、96点でした。
ひっかけ問題がほとんどないので、保険知識ゼロの人でもテキストをちゃんと読めば合格点には達するはずです。
生命保険募集人の登録が終われば、生命保険の販売活動ができるようになります。
しかし、試験に合格するよりも販売活動の方が何十倍も大変です。
保険外務員の中には、年収が1億円以上の人もいますが、たいていは必要のない商品を売りつけることによって稼いでいます。
管理人も最初のうちは高額な商品を中心に売るよう活動していましたが、保険やライフプランについて詳しくなるにつれて「これでよかったのか」という疑問が湧いてしまい、売ることができなくなってしまいました。
管理人の周りにも保険で稼いでいる人がいますが、心の底から「保険は万能の商品」と思っている節があります。
勧められた場合に疑った方がいい3大商品というものがあります。
1位 銀行員の紹介する金融商品(外貨預金・投資信託・債券・ファンドラップ・保険商品)
2位 保険外務員の提案する保険
3位 証券会社の提案する金融商品(投資信託・仕組債・ファンドラップ)
見事に保険も入ってます。