資格を取っても意味がないといった発言をする人もいますが、それはその人が有効に活用できてないだけであって、実際は資格は武器になります。
難しい資格を取れば転職に有利になり、独立も夢ではありません。
また、資格試験の勉強を通して体系的な知識を身に付けることができますし、知識が実生活で役立つことも多いです。
世の中には、資格がなければできない業務は実はそれほど多くはありませんが、資格試験に合格したということは、その時点で一定の知識があることの証明になりますから、信用にもつながります。
資格の中には、何年も勉強しなければ合格できないものから、ほとんどの受験生が合格できるものまであるので、今の自分に何が必要かを考えたうえで資格を目指すのがいいでしょう。
社会人になってからも勉強する人は少ない
社会でライバルに勝ち抜いていくには、社会人になってからも勉強していかなければなりません。
勉強には、資格の勉強だけではなく、読書やセミナーを受講することも含まれます。
社会人になってからも勉強している人は10人に1人もいないといわれます。
「(ごかのあもう)」とは、進歩のない人を指す言葉です。
この呉下の阿蒙は、三国志の呉の呂蒙の若い頃のことで、彼は若い頃は無頼の徒みたいな暴れん坊でした。
しかし、主君に勉強を勧められ、一念発起した呂蒙は、常に書物を持ち歩いて勉強し、当時の呉の名士の一人である魯粛が驚くほどの成長を遂げました。
成長した呂蒙は、やがて呉の大都督にまで出世し、三国志を代表する豪傑の一人、蜀の関羽を捕らえるほどの知恵を身に付けました。
読書が効果を発揮するまで時間がかかりますが、資格は短時間でも効果があります。
読書は、想像力、教養、語彙力等が身に付き、資格の勉強はその分野の知識が身に付きます。
読書は身に付いたことが分かりにくいですが、資格の勉強なら合格が一つの目安になるので実感が得やすいです。
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資格の勉強にはリスクがない
資格試験の多くは、学校で学ぶものとは違って実務的なものが多いため、未知の分野を学ぶのにも適しています。
自分がどんな分野に向いているかは、やってみなければ分かりません。
軽い気持ちで簿記3級の勉強を始めたのがきっかけで、今では会計士・税理士をしている人もいます。
資格の勉強を始めるだけなら、大したリスクがなく、むしろ新しい道を開拓できるチャンスです。
投資というとリスクが付き物ですが、資格の勉強や読書といった自己投資は最も効率の良い、リスクがほとんどない投資です。
しかも、実務的な資格の勉強は、高確率で自分に返ってくる、最もリターンが期待できる投資です。
勉強を習慣化させるために
資格の取得というと、毎日の勉強が必要で大変な努力が必要と思うかもしれません。
しかし、習慣化させてしまえば、資格の取得はそれほど困難ではありません。
資格に合格するためにも、まずは「勉強を習慣化」させましょう。
社会保険労務士の資格試験は、合格率が6%程度と低く、また、年金や労災保険などの条文には難解なものが多いので、合格するためには最低でも1年以上かかります。
面倒なのは、毎日勉強(特に試験直前)しなければならないということです。
管理人が社会保険労務士の勉強をしていた時は、仕事終わりに図書館か公共施設の勉強コーナーに寄って、閉館までいるということを続けて習慣づけました。
勉強コーナーに毎日行き、まずは席に座るという習慣を身に付けるため、読書したり、置いてあった新聞を読んだりしました。最初のうちは必ずしも勉強をしていたわけではありません。
やがて勉強コーナーには、テキストと問題集だけを持参するようになりました。
そのおかげで勉強コーナーでは勉強をするだけになって、毎日2時間ほど勉強するようになりました。
しかし、社会保険労務士は、毎日2時間程度の勉強量では不足です。試験4か月前からは、土日祝日は開館から閉館まで勉強をするように通い続けました。
休日に朝から夜まで勉強しても苦痛と感じなかったのは、習慣化によるものです。
環境を変えて習慣化
管理人は、図書館や公共施設の勉強コーナーを利用して勉強を習慣化しました。
図書館や勉強コーナーに行って、勉強するしかない環境にもっていくのは、勉強を習慣化させるにはもってこいです。
管理人も場合は、図書館や公共施設の勉強コーナー以外だと喫茶店やマクドナルドでも勉強しました。
図書館や公共施設は家の近くにないけど、喫茶店やマクドナルドなら家の近くにあるという人も多いと思います。
管理人の近くのマクドナルドの2階・3階なら、あまり店員さんが来ないので気兼ねなく勉強できます。
都市部だと自習室をレンタル契約するところもあるので、こういったものを利用するのも手です。
なかなか勉強に取り組めない人は、環境を変えるというのも効果的です。
通勤時間やスキマ時間を有効に使う
資格の勉強で活用したいのが、通勤時間やスキマ時間を勉強に充てるということです。
東京まで通勤している人の中には、片道1時間以上かけている人も少なくありませんよね。
もし仮に1時間だとしたら往復で毎日2時間になります。
管理人と付き合いのある士業には、通勤時間を使って勉強して合格したたという人が多いです。
また、営業の人であれば、待ち合わせ時間なども勉強時間にあてられます。
管理人は、決して気の長い方ではありませんが、待ち合わせ時間に遅れてきた人を怒ることはありません。
待ち合わせ時間通りに相手が来なくても、読書したり、テキストで勉強してればいいだけだからです。
1日でみれば、スキマ時間は思っているより多いです。
通勤時間・待ち合わせ時間・移動時間に、資格のテキストや問題集だけを開くようにして勉強を習慣化させれば、そこそこ難易度の高い資格であっても合格できます。
資格の学校を利用して勉強を習慣化
勉強が続けられるか不安な人は、資格の学校を利用するというのも一つの方法です。
資格の学校では、カリキュラムが決まっています。
授業の日程が決まっているので、資格の学校を利用すれば自然と勉強することになります。
最近は、どこでも勉強できるということから、通信講座も人気です。
管理人も資格の学校を何度か利用したことがあり、通学も通信も経験しました。
その学校は資格の学校としてはそこそこの規模でしたが、通学だと授業は一回きりで、録画したものを見るにはわざわざ学校まで行かなければなりませんでした。
ところが通信の場合は動画が送られてくる(又はネットの動画)ので、授業を繰り返し見ることができ、何度も見ることで自然と知識が身に付きます。
現在はどこの資格学校も通信講座に力を入れているので、管理人は通学講座よりも通信講座をおすすめします。
通信講座のカリキュラム通りに学習していけば、試験前には合格レベルに学力が達しています。
まとめ
・資格の勉強にはリスクが少ない。
・資格の勉強には、毎日何かをするという習慣づけが必要。
・まずは資格のテキスト・問題集を持ち歩く習慣から。
・図書館や地域センターなどの公共施設を活用して習慣化できる。
・通勤時間・移動時間・待ち合わせ時間を勉強時間に充てて勉強を習慣化する。
・資格の学校を利用して勉強を習慣化する。